通常の歯科医療は 社会保険・国民健康保険などの公的保険によってカバーされています。これは厚生労働省によってつくられた歯科診療保険点数表ですべて細かく決められています。

 日本国中 どこの診療所へいっても保険診療であれば 窓口でお支払いになる一部負担金は最終的にはほとんど同じになります。
(診療にかかる回数は先生のお考えや診療所の方針によって変わりますので)


例1:奥歯の穴が開いていたのを放置していたら、ずきずきうずいて歯医者に駆け込んだら神経とってくれてほっとした。3・4回の通院で銀色の冠をかぶせてハイオワリ、ケース。


初診 274点 X線デンタル撮影 48点 麻酔抜髄3根 550点
根管長測定3根 60点
再診 45点 根管充填3根 110点 加圧根充加算 150点
X線デンタル撮影 38点
再診 45点 メタルコア築造 200点 失活歯形成 155点
連合印象 60点 咬合採得 14点
再診 45点 12%金パラ冠 584点 接着用セメント 22点
装着料 45点 補綴維持管理料 150点
合計 2595点
社保・国保は3割負担で
一部負担金は 7790円
       
  *ここで豆知識:1点は10円で計算するので 
                           10円×2595点=25,950円

                            25,950円×3割=7790円
 
例2:去年 前歯が痛くなって神経抜いてもらったら痛みがなくなったので
歯医者行かなきゃと思い続けて
はや1年。ところが3日前からズキズキうずき始めて
それでも痛み止め飲んでごまかしてたら 遂に
 痛みでほとんど眠れず今朝は顔が
パンパンに腫れてきた。タスケテクレー、コース。
 
初診 274点 X線デンタル撮影 48点 感染根処置 120点
膿瘍切開 180点
再診 45点 根管長測定1根 30点 貼薬処置 11点
再診 45点 根管充填1根 68点 加圧根充 110点
X線デンタル撮影 38点
再診 45点 メタルコア築造 160点 失活歯形成 655点
連合印象 60点 咬合採得 14点
再診 45点 12%金パラ前装冠 1324点 接着用セメント 22点
装着料 45点 補綴維持管理料 150点
合計 3489点 
社保・国保は3割負担で 一部負担金は 10,470円
 
***考察***
これを安いと感じるか 高いと思うかは、それぞれ個人個人で違うと思います。ただご参考までにアメリカでは公的保険はありませんので
全額自費となります。
  ちなみに一歯あたり、
  根の治療で  6万〜10万円
  かぶせ物で 15万〜20万円   合計21万〜30万円
というところが相場です。 この価格ならばみんな自分の歯を大切にするでしょうね〜。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自由診療のお話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 最初に 通常の歯科医療は公的保険でカバーされるということを申し上げました。ここでいう「通常の歯科医療」とは「必要最低限の歯科医療」と読み替えてください。つまり 痛みや腫れを取り除きそこそこのものをセットし、咀嚼機能を回復する。というレベルなのです。
 
公的保険は、皆様一人一人が毎月のお給料から控除される(差し引かれる)保険料 或いは 前年度の総所得から割り出された保険料がもとになって、運営されております。つまり 歯科医療にかぎらず 万が一の時に備えて掛け金を支払うという普通の自動車保険、火災保険、生命保険と基本的には似たシステムなのです。ただ 国民の生存・健康という大事な事なので、なかば半強制的な加入であり、保険者が国だったり市町村だったり大企業だったりするわけです。日本は世界一の長寿国であり 医療レベルも世界トップレベルです。国民総医療費が毎年毎年どんどん増加していくのも考えてみれば当然のことだといえます。となれば、入ってくる掛け金よりも医療機関に支払う金額の方が多くなってしまうので 今や黒字の保険者は殆どなく、赤字の保険者のオンパレードという有り様です。
 
 将来的には、保険料の引き上げ、一部負担金は5割程度で収入増加を図り 保険点数の据え置きと保険適用の範囲をせばめることで支出を抑えるということになります。歯科医療に関しては、今はまがりなりにもかぶせ物は保険で入りますが、信頼できる情報筋によると5・6年先には補綴はすべて保険から外されます。欧米並みの診療費を出さないと冠が入らなくなってしまうのです。となれば皆さんもっと歯を大切にするようになりますし、予防にも力が入るようになると思います。ものは 考えようです。
 
 いつものごとく話が少しわき道にそれてしまいました。「必要最低限の歯科医療」でした。つまり部分入れ歯がどうしても違和感が強くて入れてられない方が、インプラントを希望されても裏っかわが銀色で前装冠がみっともないからセラモメタルやオールセラミックを希望されても小臼歯が丸まる銀歯で目立つから白いのにやりかえたいと希望されても そういうことは贅沢とみなされ保険では出来ません。歯並びをきれいにする矯正歯科も保険では認められていません。そういう現状をふまえ
私たちは、
      
       「もっときちんとしたものを もっときちんとしたことを 
      責任を持って 適正な価格で やってもらいたい。」 
       
       「保険の制約に縛られない グローバルスタンダードな診療を
      きちっとやってもらいたい。」

という患者様のご要望にも十分お応えできるハードとソフトをご用意いたしております。

 分担執筆 竹下博之


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