2001(平成13)・6・14〜6・17

6月14日(木) 怒涛の嵐は去って 快晴

朝はすっきりおめざめです。
コペンハーゲン国際空港まで トラ成先生からネコ成先生にパワーダウンした春成先生ご一家とご一緒にタクシーで。
ネコ成先生 何ごともなかったかのごとくよき旦那、よきパパに。
よきかな。夫婦和合。家内安全。商売繁盛。 合掌。

10:20p.m. スカンジナビア航空 SK 585便 コペンハーゲンを離陸。全員爆睡状態。
01:15p.m. バルセロナ デル プラット空港 BCN 到着。
スペインもまた20年ぶりです。

バルセロナは スペイン北東部 カタルーニャ地方の州都で 2000年の歴史をもつスペイン第二の都市。
国内で最も文化活動が盛んなところで、優れた芸術家を多数輩出しています。
サグラダ・ファミリア Sagrada Familia の アントニオ・ガウディは 超有名です。

ホテルはBarcelo Hotel Sants。
バスターミナル、駅と隣接していて大変便利 かつ中心部へも歩いていける距離。
ちょっと一服の時間もなく すぐさま Osteology 学会会場へ。
(注意):タクシーの運転手さん 英語は全く通じないと思ったほうがいいです。

じぃえん じぃえん 話の通じないおやじ運転手さんと 和気あいあいで押し問答しながら会場の高級ホテルRey Juan Carlos そばのコングレスセンターに到着。
通じてないわりには 短時間でかつ ぼられることもありませんでした。ラッキー。
(注意):流しのタクシーに乗った時は少し気をつけた方がいいようです。ホテルから乗車した時は まず変なことにはならない。ただし 女性一人の時は 全世界どこでも 注意一秒けが一生。

2000年 春にオープンしたばかりのコングレスセンターはピカピカで学会場としては なかなかいけてました。
すぐさま入り口で レジストレーションをすませると 資料パンフレットがはいった今大会特製のかばんをいただきました。
中をあけてビックリ!
レポート用紙、ボールペン、メーカーの資料パンフレット、バルセロナ観光案内や地図にまじって サーティフィケートがすでに入っていた!(こんなのはじめて。ふつう1・2ヶ月して航空便で送られてくる。さすがスペイン!小さなことにはこだわらん。)

今回の研修ツアーの後援 アストラ社のプライベート・セミナーに顔をだす。
OSI の先生方は アストラインプラントをよく使われているようですが、小生はI.T.I.と 3i を使っているので出されるサンドイッチやコーヒーもただ食い!しているみたいで いごこち悪うございました。
ところが、2日後 コーヒー・サンドイッチに留まらないアストラ社接待の全貌が明らかになるのでした。

本番は 明日、明後日ということでセミナー終了後 いったんホテルに帰りシャワーを浴びて 仮眠というより爆睡。
7p.m. ロビーに集合。
ホテル前には 超デラックスな大型バスが待機。
その大型バスに乗客約10名。なんという無駄、浪費。さすが スペイン!
今夜の食事は Scenic Barcelona でスペイン料理。
レストランというよりは ホテルのロビーのような玄関で ウェルカム・ドリンク。闘牛士の格好をした かわいこちゃんがふるまってまわってます。かわい〜!
なんのお酒だろ、くちあたりのいい甘〜いお酒。
お席のご準備ができるまでだろうと その甘〜いお酒を堪能しつつ コスプレかわいこちゃん闘牛士とツーショットやりつつ 待つこと 2時間弱。
9p.m.過ぎに中へ通されました。さすが スペイン!
が、中へ入って 驚いた。
なんと オペラ・ハウスそのもので 三階席まである〜。
正面舞台のすぐまん前 かぶりつきの絶好のポジションに 二卓私たちの円形テーブル。
ここで シャンパン、白ワイン(Raimat Casal Dry white wine) 赤ワイン(Saint Jean Red) を飲みつつ今度は 待つこと一時間弱。
前菜が出てきたのは 10p.m.を過ぎていた。さすが スペイン!
極度の空腹で 一分以内で完食。あとは アルコールで 空腹感を癒す。
次のプレートが運ばれてくるまで また30分。
ということで ディナー終了は 午前0時寸前。シンデレラも真っ青。Yah !スペイン!

そして 始まりました。メイン・イベント 現代スペイン舞踊ショー。
男性6名、女性5名が、入れ替わり立ち代り ソロで、デュエットで、トリプルで、全員で。
動く、動く、動く。止まる、跳ねる、跳ぶ。
20年前 南部のタブラオで観たフラメンコの感激をうわまわる感動。
正直 鳥肌がたっちゃいまして 最後のスタンディング・オベーションのときは怒涛の涙もんでした。
すばらしかった。ブラボー!スペイン!スペイン!スペイン!

ということで ホテルに戻ったのは 2a.m.を過ぎていた。Oh !スペイン!

(追伸):すっかり忘れていました。昨晩 2・8 の法則で個人行動に はしった約2名の後日談。
現地調達を声高らかに宣言したドクター山下は その言葉通りに日本人女学生二人づれを路上でゲット。
両手に花状態で 高級ホテルのテラスで お茶してました。
そこへ 通りかかったのが わが師匠。ホテルに帰って眠る予定だったはずの師匠もなんとなくこのままホテルはもったいないと さすらっていたそうです。そこで偶然 大きなウィンドー越しに楽しげなドクター山下を見て ついふらふらと入っていったらしい。です。(ドクター山下 談)
親子ほどの年齢差をものともせず この日 四人は大いに盛り上がったそうである。
まったく 労なくして ハバ・グッド・タイムした わが師匠はそのかわいこちゃんから なんと寮か自宅の電話番号までいただいたそーです。OH!
その後 同じ関西近辺にもかかわらず 師匠は しかとぶっこいてるといううわさ。真相は私 知りまっしぇん。
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6月15日(金)  またまた快晴

昨晩の 夢のようなパフォーマンスの余韻をまだ 感じながら元気にゲタップ。
今日は 一日中 学会でかんづめです。

そうそうたる講師陣を ピックアップいたしますと、

J.Lindhe(Sweden) N.P.Lang (Switzerland) D.Buser (Switzerland ) J.Pi (Spain) J.T.Mellonig (U.S.A.) M.Nevins (U.S.A.)

とまあまあ、いつものそうそうたるメンバーです。
スポンサーは

ASTRA , FRIADENT , Geistlich , HARVEST , INIBSA , Straumann( I.T.I ) , Quintessenz

なお Quintessence は、あえて Quintessenz の表記のままとしました。綴りミスではありません。

イギリスをはじめとして 狂牛病の問題が世界を席捲したこの時期、それもヨーロッパであるにもかかわらず 骨補填材がノープロブレムで売れまくっていた。
はっきり言って これは 衝撃の事実でした。牛骨由来の Bio-Oss ( Geistlich 社)ですよ。
今回の学会の大きな目的のひとつに この Bio-Oss と Bio-Gide PERIO の購入があったのは事実なんですが。
なにしろ 出発前の5月ごろ テレビ、ニュースステーションでの「ヨーロッパ産 牛骨製材の輸入・販売および並行輸入の全面禁止」の厚生省通達が報道されたため、みんな結構ビビッテいたのです。
ここに 当時の緊張感をひしひしと感じる資料がありますので 一部転載いたします。

「つきましては、今回キャリングするに当たりまして、日本国入関時にスーツケースを調べられ、これらを発見された時には最悪「没収」という事態も予測されますので あらかじめご報告いたします。
また、ご購入される先生方は不測の事態を想定し、歯科医師免許証のコピーを旅行時にご携帯くださいます様お願い申し上げます。
今回、私 ****は Bio-Oss・Bio-Gide をバルセロナの学会にて先生方がご購入できますようお手伝いを申しあげるのであって、これらを日本国内に持ち込む事に関しましては、あくまで先生方の責任において お願いいたします。
従いまして、万がいち不測の事態が生じたといたしましても当方は責任を負いかねますことをご了承ください。」

なんとも緊張感高まる 文章でしょう。今読み返しても名文です。
一瓶 1ccで 一万円弱の高価なものです。入関で全部「没収」されたら損害4・50万円なり〜。ひえぇ〜。
ところが、小生 20年前ドイツのポルノ雑誌(今となっては ほんとにかわいらしいレベル)をお腹のまわりにまいて密輸?した前歴ある身。
まだ 一度もスーツ・ケースおあらためにあったこと ございません。エヘン。
最悪の事態を想定して ブレザー内ポケット、ズボンのポケット、セカンドバッグ、おみやげのパッキング、スーツケースに分散させて、危険の分散をはかるという綿密なる?密輸計画をたてました。ドキドキ。
さすがに 直腸内はやめとこう。痔が悪化する。それにビンが大きすぎる。
腹はすわっていたので ノープロブレム。

まじめな一日が終了いたしまして お楽しみディナー・タイム。
今日は、地元の通がいく?フラメンコ・ショー付きディナーです。
地元の人って フラメンコ観るのかなァ〜?なんて素朴な疑問抱きつつも いざレストランへ。
入店が 8:30p.m. なんですが まだお客さんは 私たち日本人ご一行様オンリ〜。
でも もう驚かないぞ。ここは スペイン!
ゆっくりゆっくりお食事はすすみ 11p.m.ごろフラメンコ スタート。
この頃は もう満席で立ち見がでるしまつ。
夫婦親子兄妹家族親族でやっているこじんまりした感じのフラメンコショーですが、なかなかどうして迫力満点。気合満点。
ぴったり息があって エクセレント。でした。
圧巻は ショーの終わりの時間をとって 客席の客を舞台にあげ 一人一人お相手してくれる本番まな板ショー(もちろんフラメンコのです)。
とーぜん ワインで10万光年かなたへぶっとんじゃってる小生がノリノリのりかでフィ〜バ〜(古っ!)したのは ゆーまでもない。
この 貴重なるDV は、ハンディカムに完璧に録画されているが、小生いまだこのヴィデオを観る勇気を持ち合わせていません。多分 ひとめにふれることなく 永遠に封印されるであろう。じっちゃんの名にかけて。

そんでもって 連日の午前様で、ホテルに戻ったとたん しゃ乱Q・知らんきゅー・バタンキュー。(by ぶんこちゃん)
おやすみなさいませ。

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6月16日(土)  最後まで 快晴      

体力的には とうのむかしに限界を超えているはずなのに 元気、元気。びんびんです。
あさも 早から ぷは〜っと一服。今日も元気だ、タバコがうめー。
ということで 実り多き今回の研修もおわりが近づいてまいりました。サビシ〜。

ここで ひとこと。
送迎のデラックス・サルーン・バス、Scenic Barcelona のお食事、フラメンコ・ショー付きディナー、Hotel Sants 宿泊代二泊分 これすべて アストラ テック社のあごあし接待でした。チェック・アウトのとき判明。
なんども繰り返しますが 私は I.T.I と 3i のユーザーです。
アストラのもので 買ったのは、すぐれもの ボーントラップ 10本のみ。(4万円相当)
この超太っ腹のアストラ テック社の未来に繁栄あれ!多謝!

10:30a.m. KLM オランダ航空 KL 1666便 バルセロナ空港を離陸。
 1:00p.m. アムステルダム スキポール空港 到着。
 2:25p.m. KLM KL 867 便 スキポール空港 離陸。一路 日本をめざす。

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6月17日(日)
   日本は曇り

 8:40a.m. 関空 到着。

さて 今回のとりをつとめまして 密輸事件の顛末。
準備万端。トイレもすませた。
スーツケース開けられても どれかは 残るだろう作戦です。
係官は できるだけ若くて 雰囲気のよさそうな彼に決めっ!
よれよれになったネクタイを ピシッと締めなおし 前に進むくん。ドキドキ。どっくん、どっくん。

「学会ですか?何か申告されるものは 特にございませんか?」
「はい、ありません。」(前半はホント、後半はウソ。わかる?)
「おつかれさまでした。お気をつけて。」
ちゃん、ちゃん。
あっけねー。

はい、実にあっけなかった。人生こんなもんけぇ。(鹿児島弁)
「没収」の恐怖感(4・50万円一瞬にしてパー)から開放された日本人中年男は、待合室のソファーで 鹿児島へ帰るANA 機を待ちながら深〜い眠りにおちいるのであった。ZZZ・・・ZZZ・・・ZZZ・・・ぎりぎり・・・ZZZ・・・ぎりぎり・・・ZZZ・・・

最後に今回の総括:
お勉強するなら スウェーデン。(ほんとに なにもない。勉強以外。)
せー欲満たすなら デンマーク。(わしは 潔白。あしからず。)
食欲・芸術欲満たすなら スペイン。(日本人の感性に合う。)以上。

さあ、8月は ワイハよっ!        
(珍道中記 完 ) ご清聴ありがとうございました。合掌。  



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